第6章 小学6年
さぁ、時間は過ぎて、小学6年になり(孝支と同じクラス)、卒業間近です。
ちなみに今は、若ちゃんとバレーをして疲れたのでベンチでやすんでいます。
「雅、卒業したらどこの中学校に行くつもりだ」
若ちゃんがお茶を飲みながら聞いてきた。
「んぅ?そうやねぇ、征司郎さんはどこでもいいといってるから。まだ決めてないなぁ」
「そうか、なら俺と同じ白鳥沢学園に来い。雅には才能がある。俺の側で使うべきだ。」
「……フフ、ありがとう。うん、若ちゃんがそう言うなら白鳥沢で若ちゃんの側にいようかなぁ」
僕がそう言うと若ちゃんはそっぽをむいて、「…ああ」と言った。
若ちゃんの耳は赤かった。
僕はそれを見て笑った。