第2章 好きなのに*六道恭平
夢主目線
「!、ん…!」
私の口の中で暴れ回る恭平さんの熱。
何度もポンプのように収縮し、快感を吐き出そうとビクビク跳ねて私の口内と喉深くに白濁液を撒き散らす。
刺激的な苦味と脳髄を痺れさすような精臭に、
強く恭平さんを感じてうっとりしてしまった。
目を細めて眉に皺を寄せ、快感に歪んだ綺麗な顔に浮いた腰…
いつもの恭平さんもセクシーだけど、今の恭平さんはひどく官能的なオーラが漂っていて、私のお腹の奥がキュンと疼いた。
口の中から恭平さんがなくなり、粘り気の強い液体をむせ返りながら胃の中へ流し込む。
「カハッ、ん…ケホッケホッ」
何とか全て呑み込んで息を整える。
すると恭平さんに唇を塞がれて情熱を絡め取られた。
「…不味いな…。」
苦笑いを浮かべながら私をベッドへ押し倒し、組み敷かれて見下ろされる。いつにも増して野獣の目をした恭平さん。
蕩けた頭の中で、食べられちゃうんだ…ってどこかで呟いた。
たくしあげられていたブラのホックをパチンと外され、ブラの肩紐が肩から落とされてひんやりとした空気を素肌で感じる。
濡れた胸を恭平さんの手で揉みしだかれ、肌が徐々に熱を帯びていくのがわかる。
「ハア…ァん…っ」
ピクンと勃ち上がった乳首を摘まれ、捏ね回され…
背が反って私は喘ぎながら胸を更に突き出す形をとってしまう。
「ヒャァっ…アぁあっ!」
恭平さんの舌で先端を舐められて、一層高い嬌声を上げた私を胸元に顔を埋めたまま見つめてニヤリと笑う。
妖艶な雰囲気を纏った恭平さんが色っぽくて…
こんな恭平さん、見せてくれるのは私だけだよね…?