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【短編集】ILY【R18】

第15章 セイレーン*リヴァイ


あの女性を見た時から何となく分かってはいたが、ハッキリと私の推測を肯定されたようで悲しい。

そして、もしかしたら私のことを好きだと言ってくれるかもしれない…そんな馬鹿な期待をしてしまった自分が悔しい。

咄嗟についた嘘に、リヴァイが納得できない表情をするが、何も聞いては来なかった。

「…それぐらいでギャンギャン泣くんじゃねぇ。」

彼は粗野な手つきで私の涙を拭うと、おもむろに腰を突き出す。
まだ私のナカに身を沈めていた一物が奥を抉り、不意に訪れた快感に喘いでしまった。

「ひゃうッ、あ…!」

瞬間、悲しみ一色だった私の頭に享楽の文字が浮かぶ。

どれだけ残酷でも、求めていた答えが手に入ったんだ。
もう何も、後悔なんてない。

泣いたって、私は闇に生きる人間なのだから…

「ねぇ、リヴァイ…さっきの事は忘れて、もっと頂戴…?」

お尻をくねらせて意識的に内壁を締めると、彼の一物は凶暴さを取り戻す。

「…ああ。意識が飛ぶまでヨくしてやる。」

…私に向けるあなたの視線は、本当なら名前も知らない彼女のもの。
私を貫くあなたの一物も、本当なら…

でも、今だけは―――――――――

私のものになって………?




「んぁあっ!ひ、ん、ああァ…!」

胸が押し潰されそうな程脚を折り曲げられ、上から腰を振り落とされる。

じゅぷじゅぷ…愛液と白濁が混ざり合い、ナカを掻き回される度に白い泡が立ち、粘着質で湿った音が結合部から大きく鳴った。

「く…もっと締めろ…」

充分卑猥な水音に肌のぶつかる音が加わり、脳を侵される感覚をなぜか心地よいと思ってしまう。

理性を振り切った私は自ら腰に両手を当て、リヴァイが突きやすいように体制を整えた。
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