第14章 鶴の一声＊○空条承太郎、花京院典明

理性のタガが外れた承太郎は律動を大きくして、荒々しく花京院の幹を握り締める。
ヌチヌチと粘り気のある水音を五本指で鳴らし、肉棒をこれでもかと弄んだ。

ヌチ…グチュッ、…

花京院の顔が段々歪み、顰められた眉の下で瞳が揺れる。
小さな嬌声を途切れ途切れに発し、腕の力が抜けて再び枕に顔を突っ込んだ。

臀部だけを高く上げた状態で後孔を突かれ、陰茎は乱雑だが感じる手つきで快感を教え込まれる。

「アッ…あ、っ―――――！？」

木製のベッドがギシギシと音を立て、律動の激しさを物語る中で、花京院が一際高い喘ぎ声を上げた。
承太郎の手の中で大きく跳ね、ビュルビュルと白濁を撒き散らしていた性器が硬直する。

頭を真っ白に飛ばした花京院は腰を震わせ、亀頭の鈴口から透明な液体を噴出した。

プシュッーーーー…！

ガクガクと花京院の体が波打ち、焼けるような快感に悶える。
潮噴きの瞬間を真横から撮影させてもらい、私は感動で涙腺が緩んだ。

貴重な瞬間をありがとう…今日のことは忘れないよ…

今までBL漫画で欲を発散していたが、もうそんな物じゃ満足出来ないだろう。
強烈なワンシーンを瞼の裏に焼き付けて、長期記憶よろしくねと海馬に心の中で話し掛けた。

「く、花京院…！」

花京院は拷問レベルの快楽に一瞬だけ意識を手放した。
赤く腫れた陰茎は、まだピクピクと苦しそうに少量の液を垂れさせている。

「…ん…ぁ…」

後孔の筋肉は激しく収縮し、承太郎の竿を締め上げる。

「、はっ……！」

承太郎はバチンッ、と重い一突きをお見舞いしてやり、赤い尻肉に恥骨をくっつけて、蠢く肉壁に搾られるがままに白濁を注ぎ込んだ。