第13章 濡色*爆豪勝己
消えかかりそうな陽月の声がして、俺は確かに動きを止めた。
だがそれはほんの一瞬…
ポケットからスマホを取り出すためだった。
暴れかけた陽月の足首を膝で押さえ、画面を操作して数秒後。
ピッ、という音と共に部屋の電気がつき、白熱灯の光が部屋を明るく照らした。
「…!」
突然の刺すような光に陽月が目を瞑る。
ずっと暗い環境にいたため、俺も鮮烈だなと思いながら数回瞬きをした。
(…スマホで操作ができる家にしといて良かったな)
文明の利器とやらに…まぁ、それなりに感謝して、俺はスマホをカメラに切り替えた。
折角の機会だ…撮影して損は無い。
「きゃっ!ヤめ…!」
スマホのカメラを向けたことで俺の思惑に気付き、陽月が必死に顔を逸らして逃げようと藻掻く。
そのせいで、充分エロかった状況が更に淫靡なものとなった。
無残に破かれた服…目元を赤くして涙を流し、髪を振り乱すほぼ全裸の人妻……
卑劣なレイプ現場と化した状況を写真ではなく、ひっそりとビデオで記録させてもらった。
「ンじゃあ、そろそろ始めるか…」
気の赴くままにビデオの終了ボタンを押し、遠くの壁へとスマホを床の上で滑らせる。
「ヒゥッ、ああ…!お願い、もう、許し…」
陽月は絵に描いたような絶望顔で俺を見上げ、混乱して許しを乞い始めた。
「あ?何を許すんだ…?俺をクズ呼ばわりしたことか?」
はち切れんばかりに誇張した自身が窮屈で苦しかったため、ズボンの前を緩めて陽月に覆い被さる。
愉しいのはこっからなんだぜ…?
ひんやりとした耳朶をチロリと舐めて、吐息混じりにそう囁いてみせると陽月は見事に固まった。