• テキストサイズ

【短編集】ILY【R18】

第8章 わたしたち*緑谷出久、飯田天哉


排泄に似た感覚が神経を駆け回り、れんの毛穴から玉のような汗が流れた。

締まりを堪能するように緑谷が腰を動かすと、薄い壁を隔てて飯田のモノと擦れ合う。
不快感を顕にした飯田の顔を見ても尚、緑谷は清々とした表情を変えない。

「ほら、飯田君も動きなよ」

参加を促された飯田はれんの頭を抱き寄せて、短いストロークでナカを突く。

「あ…ああっ…ん゛」

くぐもった喘ぎ声しか出せない。
初めて後孔を弄られて感じるなんて、自分はなんて厭らしい女だと思ってしまった。

それもその筈、苦しそうに悶えるれんの直腸は、優しく緑谷に絡みついてキツく搾るように蠢いているのだ。

あまりの気持ちよさに緑谷の顔が歪む。

「…っ…あああ、あっ、イっちゃ…ンっ!」

飯田がれんの感じる部分を狙って打つと、れんは全身をしならせて激しくイッた。

ヒクヒクと痙攣した後孔が良すぎて、我慢できずに緑谷が白濁を流し込む。
波打つ膣も飯田を奥へ奥へと迎え、感じた熱に悦びが芽生えた。

「ハァ…やっぱり陽月さんは最高だよ…これから、もっと一緒に楽しみたいな…」

掠れた緑谷の低い声が背中を湿らせる。

「んァ…一緒……?」

二人が放った情熱に感じていたれんは、脳を覆う霧に思考を阻害されて間抜けな声を出した。

「くッ、は…まさか、俺も入ってるとは言わんだろうな?」

柔壁に剛直を包まれて満足気な飯田は、声こそ嫌がっているようだが、顔は冷酷な笑みを浮かべて瞳の奥を曇らせていた。

堕ちた…

緑谷はニタリと口角を上げる。
君の正体が解ったよ…歓喜の声を胸に響かせる塊に囁いて、再び腰を進ませる。

れんは体の芯から震える程の愛に酔狂し、満たされた溜息を一つ、瞳を閉じて熱が漂う空中に吐き出した。

………わたしたち、これから…ずっと………

一緒なんだよね……………?



後書き→
/ 245ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp