第5章 事故チュー
「普通やったらキス出来ひんのに、出来ましたやん」
あ、そういう意味やったんやね。
「でも、心が無いやん」
誰かが言うてた気がする、心が無かったらそれはキスとは呼ばへんって。
「それは、まぁ…おん…」
思わぬ反撃を食らうマル。
反撃してんのは俺やけどな。
〜♪〜♪〜♪
「あ、この着信音はメールやな。
…風呂は22時やて」
「あれ?その連絡って、ヤスだけですの?」
ヤスの携帯以外は、全く鳴ってへん。
「おん、多分各部屋の誰か1人に送ったんやと思うわ」
「亮には来てへんの?」
「おん、多分大倉やと思う。
村上くん、俺がこっち来ること見越して送ってるんかな?」
そんな訳あらへんよな…村上くんやし。