第13章 正しい方を考えるのも、章名考えるのも難しい
『ぐあっ!!』
腹に蹴りをくらった。とんでもなく重たい一発だ。今ので、明らかに肋骨が折れた。
『ゲッホ・・・ゴホッ・・・』
口にたまった血を吐きだした。大分今の一撃で痛手は負ったが、収穫もあった。
『ハハハ・・・来なよ、神威。私はまだ、死んでないよ?』
神「次の一発で楽にしてあげる」
神威は強い・・・でも、隙を見せる部分を見つけた。それは・・・
『ゴホッ・・・』
神「あり?ずれちった?」
私の右腹に神威の腕が突き刺さった。私はその手を掴んだ。
神「!?」
『肉を切らせて骨を断つ・・・残念、やられるのはアンタよ、神威』
私は神威を至近距離で斬った。
神威は避けれるはずもなく、そのまま崩れ落ちた。
『こー・・・いうのは・・・汚い・・・手ェ・・・使ってでも・・・勝たないと、いけない・・から、ね』
私は崩れ落ちそうになる体を剣で支えた。