第10章 文通って・・・めんどくさい
銀「・・・おい、今おまえら眼で会話してなかったか?」
『超能力者じゃないんだから~、出来るわけないって』
満面の笑みでそう返すと、
銀「いや、おまえら魔王二人組ならやりかねない・・・」
などと真面目な顔して言うので思いっきりアッパーを食らわせてやった。
『で?新八君は何やってたの?』
手元を覗きこんでみると、可愛い女の子の写真と、隣には手紙が置いてあった。
『可愛い・・・・・この子と文通してるの?』
そう聞くと、新八君は顔を赤く染め、はい・・・、と俯きながら呟いた。
『アハハハ・・・そんなに顔赤くしなくてもいいじゃん』
新「でも、いまどき文通なんて・・・」
『手紙のほうが書きやすい事も多いでしょ?それに、私はメールよりも手紙の方が気持ちが伝わるから好きだよ』
優しくほほ笑みかけ、頭に手を乗せて撫でてやると、また顔を赤くした。
銀「てめっ、メガネのくせになに頭撫でてもらってんだよ」
新「別にいいじゃないですか!!その年で瑠維さんに頭撫でられたいって・・・怖いですよ!!」
銀「なんだと、コラァ!!俺はな、子供の時の心を忘れずに・・・」
『はいはい、変態天パ。うるさいから黙ってようか』
関節技をかけると、ギブギブ!!、と銀時が言って床を叩いた。
『で?なんでみんなで集まってんの?』
そう、新八君に問うと、実は・・・と話し始めた。