第38章 すきやきはみんなで仲良く食べましょう
土方side
ま・・・・松坂牛だと!?
こ・・・・・このタイミングで松坂牛を!?
しかも・・・・・俺らに肉をたらふく食わせた後にか!?
『すいません。忘れてたんです。あ、でももうみんなお腹いっぱいかぁ・・・・あんだけ肉食べましたもんね?』
どす黒く笑っている!!
確かに俺も総悟も近藤さんでさえ腹いっぱいだろう。
じゃああの大量の肉は全て布石だったということか!?
『じゃあ入れちゃいますね?』
瑠維は何のためらいもなく肉を入れていく。
確かに貰って来た肉の量は多いが、瑠維ならば一人でも食べきれるだろう。
『楽しみだなァ。シメはやっぱりうどんですよね?』
土「あ・・・・ああ、そうだな」
沖「そうですね・・・・」
近「・・・・そうだな」
ヤバいぞ・・・・何とかして阻止せねば。
『よし・・・・じゃあいただきま~す!!』
瑠維が肉を生卵に潜らせ、口に入れようとした瞬間、ふすまが開いた。
山「局長、副長、沖田隊長、瑠維さん!!大変です!桂が現れました!!」
瑠維は持っていた肉をお椀に落とした。
沖「よし、行くぜィ!!」
近「桂をつかまえろ!!」
二人は一気に走って行った。
俺は瑠維の襟を掴み、
土「行くぞ」
と引っ張って行く。
『いやァァァァ!!肉ゥゥゥゥゥ!!』
土「残念だったな。今日は俺達の勝ちってことだ」
『ふざけんなァァァァ!!』
土「桂を怨め」
『死ねや土方ァァァァァ!』
土「なんで俺ェェェ!?」