第33章 お菓子くれやァァァァ!!って言ったら大体くれる
『は・・・・・・ぁ・・・・』
どうしてあんな事をしたのかは分からない。
でも無性にキスがしたかったのだ。てか、眠いのもあった。
トシは私が空気を吸い込んだことを確認すると、もう一度、今度はトシのほうから唇を重ねてくる。
『んぅ!?』
今度のは妙に荒々しくてついていくのがやっとだ。
甘い感触に脳が麻痺する。
角度を変え、何度も求めてくるトシに愛おしさがこみ上げる。
『ん・・・・・好・・・・・き・・・・・』
キスの合間に私はそう呟いた。トシは唇を放すと、妖艶に微笑み、私の耳元で軽く呟く。
土「んなこたァ・・・・知ってる」
『み・・・・み・・・・・やだ・・・・』
身震いをすると、トシは私の背中のファスナーを下げ始める。
・・・・・って!?
何やってんの!?私!?
私はトシの腕を掴んだ。不機嫌そうな顔でトシは私を見る。
土「なんで止めんだよ?」
『だって!みんな宴会してるし、入ってこられたら立場無いし・・・・・ヤバいでしょ?』
土「んなもん関係・・・・・」
『トシになくても私にはあるの!!』
そのままの状態で睨みあっていると、いきなりふすまが開いた。
沖「瑠維ー!!飲みやすぜェ!!」
結構酔っている総悟が現れた。私は苦笑して総悟を見る。
『はいはい・・・・・あんまり飲みすぎないでね?』
沖「分かってまさァ!行きやしょう!!」
私は総悟に引っ張られながら宴会の場に連れて行かれようとするが、何とか総悟を引きとめ、不機嫌なトシに駆けより、キスをした。
土「!?/////」
『続きは夜しよ?』
私は笑うと、総悟のいる方に駆けて行く。
もちろん、その夜おいしく頂かれました・・・・・