第5章 信じるって結構大切 (真選組動乱編)
新「近藤さんが!!・・・このままでは近藤さんが・・・暗殺される・・・!!」
トッシーはその隣でガクガク震えているだけだ。
新八君の必死の説得に耳を貸そうともしない。
そんなトッシーを見た銀時は、神楽ちゃんに全車両から本部までつなげるように言った。
つながると、銀時は無線を持った。
銀「あ~あ、もしも~し。きこえますか~こちら税金泥棒。伊東派だかマヨネーズ派だかしらねーが、今すぐ今の持ち場を離れ、近藤の乗った列車を追え。もたもたしてたら、てめーらの大将首とられちゃうよ~」
それだけ言うと、銀時は私に無線を差し出した。
こう見えて、実は声帯模写が出来たりするのです。
私はトシの声で無線から、隊士たちに告ぐ。
『こいつは命令だ。背いた奴には士道不覚悟で切腹だからな』
すると無線から、「イタズラかァ!?てめェ、誰だ!!」という声が上がった。
『あ??誰だって?声で解れよ、声で』
私は大きく息を吸うと、トシの声で思いっきり怒鳴った。
『真選組副長、土方十四郎だ!!』