第33章 お菓子くれやァァァァ!!って言ったら大体くれる
沖「瑠維!今日が何の日か知ってやすかィ?」
昼寝をしていると、総悟がすごい勢いで私を揺り起こした。
『・・・・・十月三十一日・・・・・』
沖「漢数字でいわねェでくだせぇ・・・・読みづれェ・・・・」
いつもはポーカーフェイスの総悟が楽しそうに目を輝かせている。まぁ・・・・可愛い・・・・が!私は絶対にこの言葉だけは言わない!てか、どうなるのかわかってるから言えない!
沖「10月31日といえば・・・・・・・」
『11月の前の日』
沖「そりゃそうですがね・・・・・」
私はまた寝ころび、昼寝を始める。
そんな私を何故か、大量の隊士たちが取り囲む・・・・・
仕事したらどうですか?・・・・(私もか)
『何ですか?集団殺人でもする気ですか?』
沖「今日、10月31日は・・・・・・」
山「ハロウィンですよ!!」
出たよ、ハロウィン。ど~せ仮装させる気なんでしょ?お菓子もらうんでしょ?そんなのわかってますって!!
沖「つーことで・・・・Trick or Treat でさァ!!」
この言葉ってさ・・・・・可愛らしい恐喝だよね?
山「まぁ・・・・瑠維さんはこうゆう行事に疎いですから・・・・・お菓子持ってないのは分かり切ってますけどね?」
『で?そのいたずらに私を仮装させようとでも企んでた?』
私は起き上ると、ジミーの肩を叩いた。
山「え・・・・・いや・・・・そんなことは・・・・」
目が泳いでますよ?
『残念でした。甘党なめんじゃないわよ?いつでもどこでもお菓子は持ってるの!しかも今日はハロウィン!こんなこともあろうかと・・・・いつもより多めに買ってるんだよね~』
私はニヤリと笑った。
私の言葉に総悟もジミーも、他の隊士たちも全員凍りついた。
『はい、ど~ぞ!お好きな分だけお取りください!』
私はポケットから飴やらチョコやらを取りだし、その場に置くと、そこを後にした。