第32章 あれ?
土「オイ・・・・いい加減にしねぇか」
結局トシの半ギレで治まった。
私達はにらみ合いを止め、ムスッと二人して膨れていた。
新「銀さ~ん・・・・・・大人げないですよ?」
神楽「そうアル!もっと素直に死んでなくてよかったって言うネ!」
とか、自分よりも10以上下の子供に慰められている。
近「瑠維ちゃ~ん・・・・ごめんよ」
沖「旦那も瑠維のこと心配してたんですぜィ?」
山「盗み聞きしたのは謝りますけど・・・・・そんなに怒らなくても・・・・・」
土「瑠維、一応謝っとけ。心配かけたんだから」
私の方は妹甘やかしてるみたいな構図なんですけど?
私は立ち上がると、銀時の方に歩いていき・・・・・・
そして・・・・・・蹴った。
銀「何すんだこのクソ女ァァァ!!」
銀時は立ち上がり、私の頭を片手で掴んだ。
私はその手を振り払い、ドスッと思いっきり銀時にタックルをかます。銀時は何とか私を受け止めたようだ。
『心配した?』
私は半分銀時の腕の中に居るような状態。
銀「あ?何言って・・・・・」
『心配したよね?してなかったらぶん殴る』
銀「殴るって・・・・・お前なァ・・・・・」
『色々・・・ありがとね』
銀「!?」
私は顔を銀時の胸にうずめたまま話す。
『巻き込んじゃって・・・・・ごめん』
銀「・・・・・・・・」
『感謝・・・・一応・・・・しては・・・いるから』
最後らへんはボソボソと小声になってしまったが、聞こえてはいるだろう。
私は銀時から離れると、笑って見せた。
『ありがとう!心配かけて、ごめんなさい』
銀時は小さくため息をつくと、私を抱き寄せた。