第32章 あれ?
するとトシは壊れ物を扱うように、そっと私の唇に人差し指を当てた。
『?』
土「色々落ち着いたら・・・・・」
トシはそこで言葉を濁した。
私の唇から指を離す。
『トシ?』
土「・・・・・・」
トシは静かに障子に歩み寄ると、音をたてて思いっきり開いた。すると・・・・・・
『うえ!?』
そこにはほぼ全隊士が集まっていた。その中には銀時や神楽ちゃん、新八君も含まれていた。
銀「てめーらが音たてるから、見つかっただろーが!」
沖「旦那が怒り狂うからじゃねェですかィ?」
銀「当り前だろ!?妹をあんなマヨネーズにやれるか!」
神楽「でも神威よりはいいアル!でも銀ちゃんのほうがまだいいネ!!」
新「でも公務員ですよ!?銀さんよりは・・・・・」
近「そうだぞ!公務員と交際・・・しかも結婚なんて・・・・今時そうはいないぞ!?だからお妙さんを俺にください!新八君!」
新「誰がやるかァァァァ!」
意味不明なやり取りが続く中、私は苦笑いで見ていた。
銀「瑠維!お兄ちゃんはこんなニコチンマヨ野郎とだなんて絶対認めねーからな!!結婚なんかしたら、全力でケーキカット用のケーキの上で、ランバダ踊るからなァァァ!!」
とか言いながら銀時はトシに殴りかかろうとする。
『あ~はいはい・・・・ランバダ踊りたいならどうぞご勝手に・・・・』
私はトシと銀時をひきはがした。