第28章 団子は地球の文化です!!
土方side
瑠維はチャイナ娘の頭に手を置くと撫でてやる。
神楽「・・・・瑠維・・・・」
『ごめんね?アイツもバカだから・・・・・・・』
神楽「礼なんかいらないネ。そんなことより・・・・帰ってくるヨロシ!!真選組に居場所がなくとも・・・・・銀ちゃんなら!!」
瑠維は黙って首を振った。
チャイナ娘は瑠維に掴みかかる。
神楽「なんでアルカ!?銀ちゃんは・・・・・・・」
『わかってるよ?銀時は優しい。だからこそ・・・・・甘えちゃいけない。もう甘えられないの、自分のこと位・・・・自分でなんとかしないと・・・・・』
神楽「・・・・・瑠維はバカネ。心にも思ってない事言ってるアル!!我慢すんなヨ!もっと・・・・もっと自分の心を・・・・・うっ!?」
瑠維はチャイナ娘の言葉を遮るように溝に一発食らわせ、意識を飛ばした。
『ごめんね?』
瑠維はチャイナ娘を寝かせると立ちあがった。
そして再び俺達を見る。
『銀時のこと・・・・・よろしく頼みます』
瑠維はそう言い、微笑んだ。その顔は、出会ったときに戻っていた。悲しそうに・・・・苦しそうに笑う。
俺は自然と言葉を口にしていた。
土「戻ってこいとは言わねェ。でもな、瑠維。後悔するような生き方はすんなよ?」
自分でも何故こんな言葉を言ったのかは解らない。
だが自然と口が動いたのだ。
その時見た瑠維の笑顔は一生忘れねェ。
美しくて・・・・儚くて・・・・・
それでも嬉しそうに・・・・ただ純粋に笑えていたんだ。