第21章 人を利用するのって・・・・楽しいよね(バラガキ編)
そして見廻り組と真選組が集まった。
廃ビルの屋上で私達はそれを見物する。
けっこうな見ごたえだ。
警察同士の潰し合い。・・・・だが、それは布石。
本当は両者とも別働隊を働かせているだろう。
それよりも気になったのは、見廻り組副長の女。
あの女のうなじに気になるものを発見した。天の烏の印を。
まぁそんなことよりも・・・・・気になりはするけども・・・・
トシの手紙には感動した。
鉄を思い、佐々木に送った手紙。その中には為五郎さんが亡くなったことも書いてあった。
『いい話ね』
銀「んこと言ってる場合か?見廻り組が来てんだぞ?」
『人質ごと殺すでしょうね』
銀「どうすんだよ」
『どっちにつく?白?黒?それとも・・・・・』
私は銀時の胸倉をつかみ、顔を引きよせた。
『私の策に乗ってみる?』
銀時はニヤッと笑った。私は手を放す。
銀「お前その顔、土方に見せらんねーぞ」
『銀時にしか見せないわよ。それより・・・・どうする?』
銀「ああ?んなもん決まってら」
『・・・・・』
銀「お前ェにつくよ」
『さっすが銀時!じゃあさ、攘夷浪士どもの味方するよ』
そう言うと、え?という顔になった。
『復活すんのよ。白夜叉と舞鬼神が』