第19章 オタクって・・・・・多分童貞だよね
土「なに?お前妬いてたのか?」
『・・・・当り前・・・・』
好きな人が女の手を握って、ラブホに入って行くとこなんて・・・見たくないし・・・・
あ~あ・・・・トシは爆笑してるし、私の考えてることキモイし、トッシーキモイし・・・・・
土「ククク・・・・お前も妬くんだな?・・・なんか安心した」
『私は非常に不愉快極まりないですが?』
土「そんな怒んなって・・・・・何か奢ってやるからよ」
『・・・・新しく出来たケーキ屋・・・・・』
土「はいはい・・・・・」
トシは私の頭に手を置くと、愛おしそうに撫でる。
私・・・・子供じゃないんだけどな・・・・
土「お前って、化粧道具もってんだな」
『・・・一応女ですから・・・・』
土「いつもしてないだろ?」
『汗かくから・・・・それに、飾っても意味無い仕事だし』
『そうだな。まぁ、今のままで十分だ。それ以上綺麗になられると困る』
何でそんなことをサラッと言うんだ?
やばいよ・・・・心臓が破けるから・・・・あ~もう・・・かっこいいってばァァ!!
『バカ・・・・』
土「ん?」
ん?って・・・・やばいからァァァ!!
ん?って何よ。ん?って・・・・・
私って腐女子?でもさ?かっこいいんだよ!
『バカバカバカバカ・・・・・バァーカ!!!!』
私はそう言って、走り去って行った。
まぁ・・・・やきもち妬くのも悪くないかも・・・・
いや・・・・嫌だね。それは・・・・