第17章 復習はお家でやりましょう
こんにちわ~。
私、藤間瑠維は只今巡回という名のサボりをしております。
いや~今日もかぶき町はのどかでいいところですねぇ・・・・。
でも、いきなり大変なことが起こったりするのは、こういう時なんですよねぇ~。
のんびり歩いてる時に限って襲われたりするんだよねぇ~。
・・・・・お!?ジミー発見!!
『ジミー!!お勤め御苦労さまで~す』
山「あ!瑠維さん・・・・・・またサボりですか?」
『まぁね。そっちは?張り込み?』
山「いえ、違います。最近辻斬りが多くて・・・・・しかもその下手人は、高杉や桂たちと並ぶ伝説の攘夷志士「舞鬼神」を狙ってるそうなんです」
へぇ~舞鬼神をねぇ・・・・・・・・・・・・・って!?それって私じゃないですかァァァァ!!
『え?・・・・その下手人は舞鬼神の顔を知ってるの?』
山「さぁ?たぶん知ってるんじゃないんですか?・・・・・・って瑠維さん、顔色悪いですよ?」
ジミーに顔を覗きこまれる。いやいやいや・・・・・。
いやいやいやいや!?やばいでしょ!?
『ジミー・・・・・私も手伝っていい?』
恐る恐るそう聞くと、パァっと顔をジミーが輝かせた。
山「いいんですか!?よかった~怖かったんですよ。瑠維さんがいるなら安心ですね」
ん?一番安心しちゃいけないよ?私のこと狙ってるんですからね?
山「じゃあ、聞きこみに行きましょう!!」
『よっし!頑張るぞぉ~』
・・・・・・内心めっちゃ半泣きです・・・・・