第15章 言い訳が上手い奴ほど、頭がいい
ここは万事屋銀ちゃんのリビング。そこにはソファで頭を抱えている女が一人・・・・・・もちろん私だ。
『・・・まさか・・・倒れるなんて・・・』
神威と別れた後、私はぶっ倒れた。原因は貧血。止血はしていたけど、戦ってる途中に流れた血の量が多かったようで、私はそのまま3日間眠り続けた。そして、目が覚め、現在に至るというわけだ。
銀「ケガしてたほうが説得しやすいだろーがよ」
銀時のケガもひどかったが、3日も経てば動けるまでに回復していた。私も肋骨が2本折れており、突き刺された腹の傷は残るだろうが、命に別状はない。
『・・・私は、巡回の途中に攘夷志士に・・・は無理だから・・・天人に捕まって、吉原に売られようとしたところを、銀時に助けてもらった・・・・・でいいよね!?』
銀「うん、かんぺき~。よし、行くぞ~」
『ええ!?どこに!?』
銀「どこって・・・屯所以外どこがあるんだよ」
『心の準備が・・・・・・』
銀「ついていかねーぞ」
『わかったから、ちょっと待ってぇぇ!!』
私は銀時の後を追って行った。