第20章 側にいたい
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それからは毎日のようにかつてのチームメイトたちから電話がかかってきた。
間違いなく、さっちゃんが皆に話したのだろう。
黄瀬は嫌われている自分が「行け」と言えば、私が逆の行動をとると思ったのか、そんなこと言って引き止めた。
勿論、私がそんな甘い手に乗るわけもなく、最後には泣きつかれた。
真ちゃんはあは朝占いを持ち出し、「藍川のラッキーアイテムは赤司なのだよ」と悪徳商法よろしく言われ続け。
最終的には「今海外へ行けばお前の命はないのだよ」などと意味の分からないことを言いだす。
あっくんには「結局赤ちんから離れるんじゃ、俺が諦めた意味ないじゃん!!」「藍ちんは赤ちんと一緒にいるべきなの!!」と怒られた。
皆が私を心配してくれているのはとても有難かったし、嬉しかったが、私は誰に言われてもその決意を曲げることはなかった。