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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第15章 洛山のマネージャー




その言葉は、どこか私の胸にも突き刺さるものだった。


「おーい、真ちゃん。頼むぜ毎回!帰るぞー!」


どこからともなく高尾君が現れ、真ちゃんを呼んだ。


「…火神、一つ教えてやるのだよ。赤司征十郎は二人いる」

「…な!?」


ドクン、と胸が鼓動を打った。


「何言ってんだ…!?一体どーゆーこと…」

「あとはそこにいる黒子と…藍川に聞け。居るのだろう?いい加減出てきたらどうだ」

「!」

「じゃあな、せいぜい頑張るのだよ」


あっちゃぁ…真ちゃん、気づいてたのね…。

居た堪れなくなり、私は真ちゃんが去っていった後に火神の元へ歩みを進めた。


「どうも…」

「おう…藍川」

「火神君、リング…見つかったみたいですね。…ところで藍川さん。泣いてたんですか?」

「……っ」


もう限界だ。

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