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希望の果てにあるものは

第16章 崩壊


目の前の男が何かを言いかけて、死んだ。
隣で寝ていた男と女を撃ち殺して部屋を出る。
あの三人が誰なのかは知らないが、そんなことはもうどうでもいい。

帰るんだ。
帰る場所はわからない。
自分が誰なのかもわからない。
けど、とにかく帰るんだ。帰らなくちゃいけないから、帰るの。

帰って、あれ、でも、帰る、なんで、帰って、それで、何が、あ。


「あはは、はははは」


なんで笑うんだろ。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで?


……なんでもいいや。帰らなくちゃ。

 
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