第1章 桜が咲く季節は出会いの季節
レノンside
仕方なく体育館のほうに向かっていた
僕と澤村さんと菅原さんと田中さん
体育館に行く途中に
今年の新入部部員についてのことで
今年は4人だけらしい
運動部の部活にしては
人数が少ないっと心で思ったが事実だろう
澤村「今回はあの北川第一のセッターがいるからなぁ~」
レノン「北川第一ってどこですか?強いんですか?」
菅原「え!?知らないの?!」
レノン「僕県外出身ですから」
菅原「それなら知らなくって当たり前だな~県1・2を争う強豪の中学で!俺らも去年の試合見に行ったくらい」
そんなに強い選手が何で
入部部員の少ないこの学校を選んだんだろうか?
部員数が少ないのに
強豪校ならもっと入部する部員は多いだろうし・・・
先輩たちが見に行くほど
注目されている選手なら
特待で受け入れてくれるところもあったかもしれないのに・・・
レノン「そうなんですか・・・」
僕は興味がないように答えた
本当に興味はないからね
僕にはやらなくちゃいけないこともあるし
田中「でもぜってぇー生意気っすよ!そいつ!」
田中さんはものすごい顔をして澤村さんに言った
すると菅原さんが困ったような顔をして
田中さんに言い返す
菅原「またぁお前ー誰彼構わず威嚇すんのやめろよぉ??」
田中「そっそんなことしないですよ・・・俺」汗
ものすごくしていそうだと思いますよ・・・っと
心の中だけで思った僕は
あえて口に出さないようにした
すると体育館にはもう先客がいたようで
澤村さんたちと同じジャージを着ていないから
僕と同じ一年生のようだ
黒い髪とオレンジの髪の男の子がいた
黒い髪「ちわっす!」