第3章 花開く時
田中「スガさんファイト!」
菅原さんはなぜか後ろに居る僕を見てきた
まるで救済を求めているかのような表情で・・・
なので・・・
レノン「菅原さん・・・ご尽力ください」
と言った
そして菅原さんは再び影山さんの方を見て
菅原「こう・・・上手い事使ってやれんじゃないの!?俺・・・お前と同じセッターだから去年の試合お前見てビビッたよ・・・ずば抜けたセンスとボールコントロールそんでなにより・・・敵ブロックの動きを完全に見極める判断力・・・俺には全部ないものんだ・・・」
田中「そんなことないっすよ!スガさん・・・!澤村「田中・・・一回聞いてくれ」
田中さんは上げていた拳を渋々下ろした
菅原「技術があってやる気もありすぎるくらいあって・・・何より回りを見る優れた目を持っているお前に・・・仲間のことが見えないはずがない!」
菅原さんは影山さんにボールを渡した
それを受け取った影山さんは考え込んでいるように見えた
影山「(なんかうまいことって・・・なんだ!?)」
すると一瞬考え込んでいるように見えた影山さんは日向さんのほうを見た
日向さんと田中さんはその行動が理解できては居なかった