第3章 花開く時
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選手は、ソリストではなく、オーケストラの一員。一人でも「僕は特別だ」と思ってしまったら
もうダメなのです
____バレーボール男子世界ランク一位ブラジル代表 ベルナルド・レゼンテ監督
2000年代に最強とも言われる男子ブラジルチームを作り上げた人物
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僕は一人で皆のドリンクを作成していた
そして天気のいい青い空を見上げながら
レノン「彼は克服できますでしょうか・・・」
影山飛雄・・・・
中学最後の公式戦・・・
彼はある強豪校と決勝戦を戦っていた
そして彼はそれが原因でトラウマを抱えてしまっていた
影山「もっと早く動け!」
影山「もっと高く飛べ!」
影山「もっと!もっと!もっと!」
そして・・・・
影山さんはあの決勝戦の日に現実を突きつけられてしまった・・・
彼が気づいていなかった
仲間との信頼を失った日・・・
影山「はっ!」
影山さんがトスを上げた時
そこには誰もいなかった・・・
影山さんのチームはいくら相手が強豪であったとしても
彼の独裁政権には従おうとしなくなってしまったのだ
無造作に転がっていくボールが無駄に長い時間を影山さんには体感させていた