第2章 卯の花月
桔梗レノンside
その日の放課後
僕は清水さんに呼ばれて一緒に体育館に行き
それからドリンクを作っていたときのこと
女子生徒「潔子~!お願い!数学のノート貸して!明日ノートの提出日じゃん!?」
清水さんの同じクラスの女子生徒が
清水さんにノートを借りに来ていた
清水「いいけど」
レノン「じゃドリンクは僕が運んどきますんで行ってください」
清水「ごめんね?お願いできる??」
レノン「荷物を持つのが男の仕事ですから」
清水「うん。ありがとう」
そう言って僕と清水さんは別れた
少し重たいドリンクを持ちながら
入り口に向かうとそこには体育館の中を見ている日向さんがいた
レノン「日向さん」
日向「あっ桔梗!」
レノン「見てるだけでは練習になりませんよ?これからどうするんですか?」
日向「ん~・・・」
日向さんは何故か屈伸をしながら
悩んでいた
すると僕の視界の端に影山さんが映る
日向「あ」
影山「行くぞ!」
日向「おい!どこ行くんだよ!」