第27章 未来への進撃
恵土「それでもさ…
何で、皆は傍に居てくれるんだろうなって…
私だったら…
どうしてただろうって、時々考えるんだ」
秀次「じゃあ俺がやってやろうか?」
恵土「へ?」
ぐさっ
恵土「!!!!??」
どさっ
恵土「秀…次…?」
秀次「…」
いきなりナイフで自分の胸を刺し
恵土に倒れてから、目を瞑ったまま動かない秀次。
遊真&東『!秀』
がしっ
迅「大丈夫(ぼそ&微笑)
(やっぱり、こうなったか(微笑)
きっと恵土も…お前じゃないと解らないだろ」
恵土「秀次!秀次!!」
揺するもびくともしないそれに…
すぐさま始祖神の力、白い光を
瞬時に集約させながら、秀次に送り込む…
恵土「死ぬな!…(涙目)
頼むから、お前まで死ぬな!!;
私の前から、いなくなるな!!!;
(小さい時
『消えないで…;;
私はどうなってもいいから…
死なないでよっ;;』
村人が殺されてから
親しい人ができた時から次々に消えていき…
その前で涙を流し、ひざまずきながら語ったことを思い出した)
っ…;
消えるなっ!!!!!;;(泣き震え」
ぽろぽろと零れ落ちていく涙…
秀次「答え…出てるだろ」
恵土「小さい時からそうだった…;
いただけで嫌な思いさせて
その人からしたら嫌なことやってるから、嫌な奴だって言われてるんだって;;
それでも一緒にいようとしてくれる人がいて
いい部分を見て、大丈夫だって向き合ってくれる人もいてっ!!;;
それなのに…
それなのに……
何でまた、失いそうにばっかなるんだよ;;
やだよっ…;;
もう、失うのも…殺されるのも傷付けられるのも…;;
もっと皆と一緒に居たい…
それだけで何もいらないから…
お願いだから…
私を置いて逝かないで…
逝くんなら、せめて一緒にっ;」
秀次「そんなの誰が望むか」
恵土「!」
涙が止まらぬ中、斬り出される想い…
それは…過去から抱く、積年のもの…