第7章 アリス祭
するとアンナちゃんの先輩の声が聞こえてきました
「やだアンナ!
あなたもしかして賞味期限切れの粉、使ったわね!?
ほらコレみなさい。
"くされん坊"がでてるじゃないのー」
「美留来お姉様・・
やっやだ・・どうしよーっ私ってば・・」
「さっきの子、それに気づいて紅茶・・ぶっかけたんじゃないかしらー」
ごめんなさいーっと謝ってくるアンナちゃん
それから私達は棗を探しに行くことにしました
ルカぴょんが言ってました
棗の優しさは分かりにくいって・・でも本当はとても優しい心を持っているって
蜜柑が言いました
蛍と似てるって
仲が良い人程、大切にしたいって思うからこそ、わざわざ口にしなくても行動に現れる・・そういうものなのかな
柚香先輩の脱走の日、私やナル先輩も関わっていた
本当は私も着いていきたかったけど、断られた
後に、私達に危害が少なくなるように取り計ってくれた高校長・・
私達はそんな見えない優しさがあるからこそ今があるのかもしれない
「あ、棗あんなところで寝てるわ」
歩いていると一本の大きな木の下に棗が寄りかかり寝ている姿が見えました
そしてなんとか説得して・・まあルカぴょんが何とか言ってくれて再び一緒に回ることに!!
すっかり忘れていた委員長のお化け屋敷に行ったりしました!!
「アリス祭ってめっちゃおもろいな!!」
『たのしーーーーっっ!!』
「お前ら2人揃ってうるせぇんだよ、燃やすぞ」
ぼっと出る炎を見ると、しゅんっと肩を落とす女2人
そんな光景を見て微笑むルカぴょんでした
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