第2章 任務通達
----ピピピピピ
目覚ましの音と共に一日が始まる
『んんー・・』
睡眠から意識が戻され、ぐぐーっと腕を頭上の方へと伸ばす
いつもだいたい同じ日々の繰り返し
あたしが起きるのはだいたいお昼頃
夜寝るのが遅いので学園生活の時よりも乱れてる気がする
『あーええ天気やわー』
窓を開け、外の空気を吸い込む
----ちゅんちゅん
ここは学園内の敷地
外れに位置する森の中にあるあたしの家
小鳥の囀りが聞こえてくる自然豊かな場所です
しかし家の周りには結界が張られてる
だから外との関わりはもつことができない
この生活になって4年が過ぎた
友達と面会すら、、っていうか誰もあたしがこんな所で暮らしている事を知らんやろうな
表向きには普通に学園を卒業式して社会に貢献していくってなってたし。で、みんなそれぞれの道を歩んでいくから、、
きっとあたしがここに居ることを知っているのは高校長ぐらいかな
『お腹すいたーっ』
起床後、食事処に用意されている昼食という名の朝食を食べる
食べ終わると片づけをせず、支度をする
今日のアリスの調子の確認や、調子が良い時は初校長に渡すアリスストーン作りをすることが日課
後は、退屈しないように本や楽器や雑誌等で夕方まで過ごす。ただし、インターネット等外と関わることはできないが、望めばほぼ用意してくれる
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