第5章 誘拐事件
『うっさいねんあんたも同じやん』
「てめぇ、、」
べーっと舌を出してみる
こーゆー挑発ですぐ乗るのがガキやなー、、
『はい!お喋りは終わり!
またお見舞い来るから安静にしときや!』
そろそろ棗さんが怒り出しそうだと思い、そそくさとその場を離れることにしました
勝手にしろバカ、とかいう言葉が聞こえましたがあまり気にしません!だってあたしは大人なんだもん!うん!
バイバイ!っと手を振ってドアを閉めた
さっそろそろ教室に戻らないと、そんな事を思っている時に事件は起こりました
----ガッ
廊下を歩きだした瞬間、誰かに後ろから布みたいなもので口と鼻を抑えられた
えっ!?ヤバイ!!
瞬間的に身の危険を感じアリス制御している指輪を外し破壊のアリスを使おうとした瞬間、誰かに耳元で呟かれた
「眠って、おやすみ」
ここは学園内・・しかも本部の病棟内
外敵なんているわけないよ、警戒なんてしていないよ
意識が薄れていく途中に棗の襲われる姿が目に入った
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