第4章 能力別クラス
『あっ先生!あたしは何系ですか?』
初めての子は聞くのが違和感ないでしょう
「・・潜入時名前ちゃんはねーこっちに来て!
じゃあみんなちゃーんと授業受けるんだよ~」
手を引かれ教室を出た
人が見当たらなくなってから鳴海先生は辺りを見渡し、人気がない事を確認するとこちらを見てきた
「・・・・・・」
さっきまでの雰囲気とは全く別物の・・・
まるで昔のナル先輩を見ているようで・・・
『・・・・・ッ』
「ちゃん・・・・」
『・・・・っ!?』
え!?!?なに!!
なんでナル先輩がわたしの本名を!?
『せ、先生!!
あたしの名前は潜入時名前やで?もーう、ちゃんと覚えてーや!』
「・・・・今まで何処にいたの?
僕はずっと君の事を・・・・」
『え・・』
ナル先輩と約束したあの事をふと思い出した・・先輩の卒業式の日に、私は誓った"絶対に初校長を殺す"って
早く報告したいことはたくさんある。でもまだ誰にもばれたらあかんねん
ナル、、お願い聞かんといて、、
「・・・・・なーんちゃって!ごめんね!
ちょっと昔の知り合いにあまりにも似てたから・・」
『え・・?』
いつもの教師としての雰囲気に戻るナル
「さっ行こうか」
『・・・・・・』
察してくれた?あたしの事ばれてる?
ナルになら本当の事言ってもいいかも・・そんな事が一瞬だけ頭をよぎった
でも、初校長にされている事を話たら・・すごく怒られるだろうな・・
→