第15章 忘れられた誕生日
新年
あけましておめでとうございます
私達は今
アリス学園でお正月を迎えています
「かわいーっっ」
「孫にも衣装だねー」
「馬子にも、だろ?」
『「へっへーっ」』
手際の良いタカハシさんに順々に着付けをしてもらった女子達は、談話室へと続く扉を開けると男子達がすでに居ました
学園から支給された着物を着て、新年1日目は食堂&談話室でゆったりのんびりおせち三昧です!
「わあっ・・ッ!!」
お正月ばかりはいつもの星階級別食事制度がないのです!けれど・・支給されるお年玉はしっかり星階級別です・・
煌びやかなおせち料理と臨時収入を目の前にテンションがあげる一同
「遅ればせながらみなさん今年もよろしくー!!」
書初め大会をするのもよし、羽子板大会をするのもよし。
各々好きな遊びをしている時なかで、私達はカルタ大会をしていました。そんな時、蜜柑の声が聞こえてきました
「ところで、"しってるかい?今日が一体何の日か"」
「ちょっと何勝手にデタラメ詠んでるのよ」
「今日って元旦じゃないの?」
『今日はおせちとお年玉の日ー』
「1月1日だからいい日ってこと?」
「うーん、残念!!
じゃあねーヒント!今日は誰かさんの誕生日です!」
蜜柑の言葉に、パーマ、ルカぴょん、私、心読みくんが答えれば、うふふふ~と笑みを浮かべている蜜柑
それもそのはず
今日は蜜柑のお誕生日・・みーんな知ってます
みんなで忘れた振りをした後に、実は覚えていました作戦を決行するのです!!
「みなさーん 年賀状が届きまっしたよー」
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