• テキストサイズ

澤村くんとトラウマ少女【HQ!!】

第23章 喧嘩するほど?












不安を抱えたまま次の日を迎えて、あったらすぐに謝ろうと心に決めて家を出た。


「はよー。」

「おはようございます。」


縁下と二人で入って来たのを見るなりすぐに駆け寄って「昨日はごめん。」と頭を下げた。


小言や文句の二つ三つは覚悟していたつもりだった。


それなのに、


「あー、うん。あたしも昨日はごめん。気をつけるね!」


これまでに無いくらいあっさりと、普通の返事が返ってきた。


これが変だと感じる奴はゼロに近いと思う。


現にスガだって「仲直りしたんだな!」って笑ってるし。



なんで、どうして



こんなに胸がザワつくんだろう。







二人の状況を表すように


さっきまで晴れていた空は


不吉な灰色にジワリジワリと浸食されていった。







/ 436ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp