第5章 東京遠征〜1〜 初対面
「だいちー。東京合宿ってどこ来んのー?」
澤「えぇっとー、梟谷学園グループで梟谷学園、森然高校、生川高校、音駒高校、うちと、あと、青葉城西高校。」
菅「青城かぁー」
「せいじょー?」
菅「朱莉知らないのか?有名だろ、色んな意味で」
「どんな意味よ」
菅「バレー部主将の及川がイケメンだーって」
「一ミリも興味ない」
菅「バッサリしてていいと思う!!」
「どっちにしろ気に入った人としか話したくないし」
菅「できるだけ愛想よくな?」
「や。」
菅「や。じゃない!」
澤「こーら朱莉?うちは参加させてもらう側なんだから失礼はダメだかんな?」
「んぅー、、、だいちのケチンボ。」
澤「拗ねないの。」
菅「朱莉が俺と大地で対応の仕方が違う件について」
「気のせいだよ、スガ。なー、旭。」
東「だよなー。」
菅「旭と俺でも違うとか何なのまじ。つか、お前らほのぼのし過ぎ!」
「だいち、スガがいじめる。」
澤「あんまりいじめたらダメだぞ?スガ!」
菅「ほんと俺こんなキャラじゃないんだけどな!!」
日「それにしても、べに先輩よく笑うよーになりましたね!」
スガが後輩が冷たいとか喚いてる気がするけどスルーな。
「そーかい?あたしはわからんねー」
日「えー、キャプテンもそう思いますよね!」
澤「ん?あぁ確かに日向の言う通り、表情に出るようになったよな」
バレー部に来てから朱莉は色んな表情を見せるようになって、嬉しい半面、俺だけに見せてほしいと独占欲が湧く。