第15章 ｖｓ梟谷

その頃、烏野vs梟谷の試合を見ていたネコたちは､､､




孤「､､､翔陽は、」


黒「？」


孤「いつも新しいね」



いつもの無気力な様子からは想像がつかない、まるで獲物を見つめるネコのような目で試合を見ていた。


黒「！ もしチビちゃんがウチにいたらお前も、もう少しヤル気出すのかね」



日頃の無気力っぷりに少し困っていたクロは思いついた事を素直に口にした。


孤「翔陽と一緒のチームはムリ。


常に新しくなっていかなくちゃ翔陽にはついて行けなくなる。俺がどんなに上手にサボってもたぶん翔陽にはバレる。


あの天才一年セッターでさえ一瞬立ち止まっただけで見抜かれた。そんなの疲れるじゃん。」



黒「､､､ふーん？じゃあチビちゃんが敵として練習相手に居てくれたら、お前もヤル気出すのにな？」


孤「？ なんで??」


黒「だってお前、チビちゃんの試合見てる時、買って来た新しいゲーム始める時みたいな顔してるよ？」


孤「！ ､､､別にしてないし、ていうかソレどんな顔」


黒「わくわく顔」


孤「なにソレ意味わかんないしないし」


「してるし」「してない」


「してる」「してない」


「してる「してない」




雛鳥の成長を楽しみにしているようだった。