第1章 Encounter
「ほいよっ大ジョッキ五つ!!」
「おほっ」
ガチャ
カランカラン
「まだ入れるかい?」
「お客さん人数は?」
「三人で!」
「〈豚の帽子〉亭にようこそーーっ!!」
「おーーい!なんでもいいからこっちにつまみ!」
「あいさーっ」
「ぷはぁーーーバーニャエール最高〜〜〜!!」
「ところで こんな丘の上に 酒場なんていつ建ったんだ?」
「そういや……三日前に通った時は何もなかったよーな……」
「おまちどぉっ!〈豚の帽子〉亭特製ミートパイ!!」
「おおっうっまそー!!」
「不味ーーーーっ!!!」
ブーーーッ
「やっぱり」
「こら てめっなんつーもん出すんだっ!!
「なんでもいいから って言ったじゃん。」
「ケンカ売ってんのか〜〜⁉」
「やれやれ……困ったお客だな」
「ンだとやるかガキ!!?」
「おい……! こいつ 剣持ってるぞ」
「片づけろ…」
パチッ
ヌッ
「えっ?」