第31章 パーティーと嵐様
「はい、どーぞ」
和先輩が、いわゆるあーんをする。
「ん〜…ヤバ過ぎ…おいひい」
口いっぱいに詰め込み、モグモグと食べる雅紀先輩。
「入れすぎだろ…」
翔先輩の口から、苦笑が漏れる。
「お。元気になったね、相葉ちゃん」
「だな、とにかく元気になって良かったわ。
相葉くんが元気ないと、なんか調子狂うし」
「ね!うっちーは誰が1番タイプなの?
もしかして、付き合ってたり??」
「タイプ?
そう言う茜はどうなの?」
「あたしはー、かーれ♪」
と、潤先輩の腕をとる。
彼氏居るのに、そんなことして良いのかな?
「そう、どうもね」
あれ…?
なんか、素っ気ない?
「思った通り!クールだね。
そういう人好きだよ」
「へー」
潤先輩の様子が、どうもおかしい。
「あの…」
「シー、今は話しかけちゃダメ。
あの友達ちゃんを悲しませることになるよ?」
「茜を?」
「ちょっとこっち、おいで?」
「あ、うん」
智先輩と、潤先輩から少し離れた場所へ移動する。