第1章 秘密の始まり
ー大野sideー
俺は大野智、嵐での役割は一応リーダー。
自分で一応っていうのも変だけど。
だって実際にリーダーの仕事をしてるのは翔くんだもん。
俺は周りに恐れられている。
理由はただ単純に俺が無口で何考えてるか分からないから。
そんなこと別にどうだって良い。
気にするだけムダだからね。
俺のお気に入りの場所は屋上。
1人だけの感じが堪らなくいい。
俺は基本、皆より行動力が低い。
だから冷めて見えるのかも。
それは単純に興味がないだけ。
そんな俺が今、1つだけ興味のあるものがある。
それが内田楓。
俺に話しかけて、説教までした珍しい女。
ここに来ればまた会えるんじゃないか…。
とか都合の良いこと思ってる。
早く謝らなきゃな。
なぜか彼女にはそんな気持ちにさせるものがある。