第1章 えっ・・・嘘でしょ!?
「じゃあの!」
「へい!」
そういってハルと家の前で別れた。
そういえばハルに貰ったガチャガチャ、まだ開けてない。
ガチャ
「ただいま~っとよっこらせ!」
勢いよくソファに座り込むと、そのままガチャガチャに手を伸ばす
ピロリン♪
「あ」
『今日は遅くなるよ!』
『ちょっと肉まんの売れ行きがすごくて!!』
『晩御飯は自炊よろd(ゝω・´○)』
「あ~最悪…今日もかぁ…」
パパは単身赴任で、今は上海に住んでいる。
ママは441の肉まんの皮を包む仕事をしている。
つまり、一人っ子の私は家では一人でいることが多い。
小さい頃からそういう環境だったから、特に寂しいと思ったこともない。