第1章 えっ・・・嘘でしょ!?
いつもの昼休み
「まりもチャンよぉ~おっちゃんがええもんあげたろ~」
私の親友、ハルがふざけた口調でこちらへ近付いてくる。
「なんじゃ~おっちゃ~んなにくれんのー」
それに対応して、私も返す。
大体いつも、こんな感じ。
コト・・・
「なんじゃこりゃ」
進学校にしては古い机の上に置かれたものは
「ガチャガチャじゃ」
「見たら分かるわ。中身はなんぞや」
「これあんたの好きなキャラが出たからあげるわ」
「なんと」
私の好きなキャラ、もちろんうたプリの美風藍。
「すまんの、いくらじゃ。言い値で買おう。」
「いいんじゃ。普段から世話になっとるからの。」
「ええんか。」
「ええんじゃ。」
やっぱりハルは最高の親友だと思う。
「ありがとんんんんんんんん!」
「どういたしましっ!」