第14章 Again・・・
「もっともっとお前を愛してやる!」
「うん。」
「お前の今の口調が女っぽくなるのが目標!」
「無理。」
「お前だって俺のどこを変えたいんだ?」
「お前は変わんなくていい。」
「お前って言った。」
「っサボも言ってた。」
「でも条件はなんも言わなかったからさ・・・。」
サボはエスメラルダの胸元に顔を寄せて強く吸った。
「あぁ・・・」
「感じた?」
「ない!!」
「やばい。」
「ん?」
「もっかいヤる。」
「え・・・」
何ィィィィィ!!
「や・それはキツい!!」
「でも抑えらんねぇ!!」
ガツンッ
「こんの、ドアホ!!!」
「嘘だ・・・。」
「寝るぞ。」
「おう!」
2人は向き合って眠りについた。
_エスメラルダ_
・・・。
_ワタシハモウチカラヲボウソウサセナイ_
微風?
_ワタシヲアヤツッテツヨクナレ_
何を・・・。
_ラファティハカゲノソウジャダトイウコトヲワスレルナ_
戻ると言うのか?
_ソウダ_
戻ればいい。
_オコッテナイノカ?_
サボに手を出せばお前を殺す。
_ダサナイヤクソクスル_
ならいい。
影は長い時を経て再びエスメラルダに戻った。
エスメラルダはこれを操ることを覚えなくてはいけない。
微風は変わった。
サボに手を出せばお前をこの世から消し去るからな微風。