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私の隣は君

第7章 *6話*



「好きなんて気持ち、要らないんです。ただでさえ、私なんか邪魔なのに....」

心の奥底に隠していた事が一気に口から流れ出てくる。

悲しくない。
だって事実だし、もう受け入れたこと。

決めたことだもの。
どこに悲しくなるとこがあるの?

「希夜ちゃんにとって、私なんか周りと同じ。だから私は....」

慰めにしか聞こえない。
どんどん惨めに思えてくる。

自覚してしまいそうでいやだ。

そう思うと涙がこぼれた。
まただ。
希夜ちゃんに、会いたくなった。

大丈夫、って聴きたくなった。
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