• テキストサイズ

私の隣は君

第6章 *5話*



さっきお兄ちゃんと喧嘩したこと、そしてお兄ちゃんはその勢いで触れてはいけないタブーを口にしたこと。

そのショックで飛び出して泣いていた事。

何もかもを話した。

「....そっかあ」

希夜ちゃんはそんな間抜けな声を出した。
そして優しい目で私を見る。

「つらかったんだよ、偉流さんも」

「....そんな...こ、と」

確かにお兄ちゃんは、つらかったと思う。

いつしか血が繋がってないという事実に苦しみ、悩み、つらかったと思う。

希夜ちゃんは、なにを思ったろう。
/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp