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私の隣は君
第6章 *5話*
さっきお兄ちゃんと喧嘩したこと、そしてお兄ちゃんはその勢いで触れてはいけないタブーを口にしたこと。
そのショックで飛び出して泣いていた事。
何もかもを話した。
「....そっかあ」
希夜ちゃんはそんな間抜けな声を出した。
そして優しい目で私を見る。
「つらかったんだよ、偉流さんも」
「....そんな...こ、と」
確かにお兄ちゃんは、つらかったと思う。
いつしか血が繋がってないという事実に苦しみ、悩み、つらかったと思う。
希夜ちゃんは、なにを思ったろう。
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