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私の隣は君

第6章 *5話*



お父さんとも、お母さんとも。
血が繋がってない。

じゃあ、私は誰の子なの。
なんであの家に居たの。

ずっと、私だけ偽物の子だったんだ。

「....うぁ...ああ....」

誰もいない公園。
木に寄りかかり、ズルっと座り込む。

拭っても拭っても涙が溢れてくる。

希夜ちゃん....
こんなとき、希夜ちゃんが居てくれたら...

「望彩?」

見上げると、そこには希夜ちゃんが立っていた。

「良かった。違ってたらどうしよかと思っちゃったよ」

希夜ちゃんはニコッと微笑んだ。
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