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私の隣は君
第5章 *4話*
「他に頼む子、居ないんだもん」
モテ男が何をほざく。
「それにさ、望彩、元気ないしさ...」
ボソボソっと言う。
ちょっと落ち込んでいるようで、しゅんとしている。
「仕方ない。許してあげる!」
ニコッと微笑む。
お兄ちゃんはへへ、と笑った。
「心配させてごめんね」
「もう今さらの事だろ」
ポンポン、と優しく頭を撫でてくれる。
こんなに優しくて大好きなお兄ちゃんなのに。
なんでだろ。
なんで、私だけお兄ちゃんとお父さんと血が繋がってないのだろう。
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