• テキストサイズ

私の隣は君

第5章 *4話*



「他に頼む子、居ないんだもん」

モテ男が何をほざく。

「それにさ、望彩、元気ないしさ...」

ボソボソっと言う。

ちょっと落ち込んでいるようで、しゅんとしている。

「仕方ない。許してあげる!」

ニコッと微笑む。
お兄ちゃんはへへ、と笑った。

「心配させてごめんね」

「もう今さらの事だろ」

ポンポン、と優しく頭を撫でてくれる。

こんなに優しくて大好きなお兄ちゃんなのに。
なんでだろ。

なんで、私だけお兄ちゃんとお父さんと血が繋がってないのだろう。
/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp