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私の隣は君

第2章 *1話*



優しいお父さんの前では素直に泣けた。

でも、知ったんだ。
私が悲しむとお父さんは落ち込むの。

笑顔がなくなるの。
だったら、無理矢理でも笑顔で居よう。

『パパ!もう私、平気だからね!』

これでいい。
笑顔で居たら、誰も傷つかない。

お兄ちゃんも居たけど、
無理すんなよって言ってくれた。

大丈夫だよ、って。

その言葉に嘘の気持ちをこめた。
たとえ、苦しくても。
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