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ワールドトリガー~大切なもの~

第13章 正式入隊日


夏海side

支部の前で京介を待っていると、京介が駆け寄ってきた

烏丸「悪い、バイトが長引いた」

夏海「もう、遅いよー。早くいこっ」

私は京介の腕をつかんで引っ張っていった

烏丸「引っ張るなよ…」

夏海「遅れたのは京介でしょ!早く行かないと遊真たちが見れないじゃんか!」

私はさらに京介を引っ張っていく

烏丸「わかったから。急ぐから引っ張るな」

私は京介が歩く速度を早めたのを見て、掴んでいた腕を離した

夏海「行くよっ!」

烏丸「はいはい……」
  (そんなに急がなくても、大丈夫だろ……)

と、思いつつ口にはできない京介だった





本部に着くと私たちは戦闘訓練をやっているところへと向かった
ザワザワしているところに入ると、ちょうど遊真が0.4秒を出したところだった

夏海「あはは、遊真が目立ってる」

と言う夏海をほったらかして、京介は近くにいた修のところへ向かった
私もそのあとをついていった

烏丸「修」

夏海「あ、木虎ちゃんもいる」

三雲「あ」

木虎「か……かかか烏丸先輩!……と夏海先輩」
  (どうして一緒に……?)

烏丸「おう、木虎。久し振りだな」

夏海(木虎ちゃんは京介のことが好きなのか……。どうして一緒に…とか思われてるんだろうな……)

と、考えているうちに話が進んでいた
木虎ちゃんは京介に色々と教えてもらっていたらしい
すると京介が、

烏丸「こいつ俺の弟子なんだ。木虎も色々教えてやってくれ」

と言った

木虎「……!?弟子…!?弟子というとその……一対一で指導する的な…?」

烏丸「そうそうそんな感じ。だいぶ先は長そうだけどな」

修「すみません」

木虎ちゃんは弟子と言う言葉を聞いて固まっていた
そんなことに京介は気づかずに嵐山さんに挨拶に行くと言って行ってしまった









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