第13章 正式入隊日
三雲たちside
本部のなかに入ると白い隊服を着た人たちでいっぱいだった
初めに忍田本部長の話があって、説明、入隊指導は嵐山隊がやるそうだ
攻撃手と銃手はその場に残って、狙撃手は佐鳥先輩について訓練場に移動した
僕は空閑と一緒に行くことにした
まずは訓練の方から体験するらしく、場所を移動した
木虎「三雲くん」
行こうとすると木虎に声をかけられた
三雲「木虎……」
木虎「なんであなたがここにいるの?B級になったんでしょ?」
三雲「転属の手続きと空閑の付き添いだよ」
空閑「おっ、キトラ。ひさしぶり。俺ボーダー入ったからよろしくな」
空閑はそういうと早くB級に上がる方法を聞いた
木虎は「訓練で全部満点をとって、ランク戦で勝ち続ければいい」といっていたけれど、僕にはあり得ないことだ
だが、空閑は納得していた
そのときちょうど場所に着いた
最初の訓練は対近界民戦闘訓練
僕のときもやったし、木虎のときもいきなりこれだったらしい
僕は時間切れで失格だったが、空閑は0.6秒だった
まわりにいた人が機械が壊れていると勘違いしたのか、もう一回やることになった
記録は……0.4秒
空閑が隊員に囲まれていると木虎が僕たちの学校を襲った近界民を倒したのはあいつね?と聞いてきたので、正直にそうだよ、というと何故か嬉しそうだった
そのとき烏丸先輩と朝霧先輩が来た
烏丸「修」
夏海「あ、木虎ちゃん」