第7章 風間隊
風間隊の姿が見えなくなったあと
緑川「やっぱり夏海先輩ってすごいね。風間さんたちも誉めてたよ」
夏海「えっほんと?何て言ってた?」
緑川「んーと、Bに上がったばかりにしてはいい動きしてるし、対応力も分析力もあるって。……あ、でも、使ってるトリガーが少ないって言ってたよ」
夏海「使ってるトリガーが少ない……か……」
確かに今までのランク戦では、弧月しか使った覚えがない
本当はスコーピオンもあるんだけど……
夏海「駿君は何を使ってるの?」
緑川「んー……グラスホッパーってやつが結構使うかな?」
夏海「……グラスホッパー……?」
緑川「なんだったら俺と対戦しようよ。グラスホッパー使うから」
夏海はそれはありがたいと思ったが
夏海「駿君、私と対戦したいだけでしょ?」
緑川「あ、ばれた?」
夏海「バレバレだよ。…でも、ありがとう。お願いしていい?」
緑川「もっちろん!!」
駿君は嬉しそうに私を引っ張っていった